こんにちは!柴犬と4歳✕1歳児と共に行くファミリーキャンパーのファミ柴(@famcam_shiba1)です。
以前までは、「海外テント=北欧/アメリカ」というイメージでしたよね!?
それが今やこの常識が崩れそうなほど、韓国や台湾などを中心としたアジアが今めちゃくちゃアツいんです!!
しかも、極寒の地・北欧やアメリカと違って、韓国や台湾は気候も日本と近いので、雨が多くジメッとした日本の環境に適したテントが数多く作られています。
そこで今回は、雨に強く、開放的でデッドスペースゼロ設計のTiiTent/Space PROの魅力をたっぷりとご紹介したいと思います。
ファミ柴なりに設営の仕方から実際の使用感についてまとめてみましたので、「設営方法が知りたい方」や「買ったときのイメージが知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。
また、記事の後半には同じアジアブランドのテントを一覧にして紹介してみましたので、是非最後までお読みください。
- TiiTent/Space PROの魅力が知りたい
- お籠りできそうなシェルターテントを探している
- シェルターテントのレイアウトを見てみたい
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TiiTent(ティテント)って
TiiTentは、知る人ぞ知る台湾発のガレージブランド。
チタンの元素記号でもある“ Ti ”とTruvii(台湾華語)の“ ii ”を組み合わせて、「軽くて強度が高く」「快適に」「自然の恵みを楽しむ」という企業メッセージが込めています。
そんなTiiTentの特徴は、暑くて雨の多い気候に適したテントであること。
雨や風に強い構造、そして大きなメッシュ窓により、どんな天候の中でも安心して過ごすことができます。
実用性の高いデザイン・生地に対する強いこだわりから、自然の中で快適に過ごすことを大切にしているんだなと感じたよ。
TiiTent/Space PROの基本情報
TiiTentというブランドがよくわかったところで、リニューアルした2024年最新モデルの『Space PRO』について、製品スペックから見ていきたいと思います。
製品スペック
製品名 | SPACE PRO – ベンチレーター版 |
使用サイズ | 450×450×240(H)cm |
収納サイズ | 35×70×25 cm |
対応人数 | 6人(大型のファミリー用) |
重量 | 21kg |
素材 | 素材圧230GSMのTC生地 |
耐水圧 | 350~500mm |
ポール | 7001エアロスペース アルミニウム合金ポール |
カラー展開 | カーキ、アーミーグリーン、ブラックの3色展開 |
Space PROの珍しいところは、煙突ポートあり/なしの2種類から選べるというところ。
薪ストが楽しみたい人にもおすすめのテントだよ〜。
※薪ストに関しては、こちらの記事でもご紹介しています。
内容物
それでは、いざ開封の儀!
台湾から届いた大きなダンボールの中身を確認していきたいと思います。
中を開けてみると、テント本体とTPU窓がそれぞれ別の収納ケースに収まっていました。
TPU窓は後付けやから、収納袋が別れてるんだね。
テントの収納ケースには、幕本体とポールが計6本。
1つにまとめると、重量21kgもあるから注意してね〜。
Space PROの設営方法
では、実際に設営していきます。
ワンポールと同じ要領で建てれば、設営は一瞬だよ!
設営の準備
テント本体を広げ、四隅をペグダウンする
テント本体を正方形に広げ、四隅を軽くペグダウンします。
前後の見分けがしにくいですが、左前にロゴがあるのが正解です。
センターポールを組み立てる
センターポールを組み立てます。
このとき1番低い位置で設定しておき、地面の高さに合わせて調整します。
テントを立ち上げる
センターポールの先を、保護キャップにはめて、テントを立ち上げます。
ここまではワンポールと同じだね。
サイドポール2本を組立て、スリーブに通す
サイドポール2本を組立て、スリーブに通していきます。
前後端にピンがあるので、サイドポールを差し込みます。
差し込みにくいときは、ウェビングの四隅を緩めることをおすすめします。
バックルを留める
計4箇所のバックルをとめていきます。
ガイロープを引き、ペグダウンする
入口箇所のガイロープを引き、ペグダウンする。
A型の入口ポールを組み立てる
入口を二股化するため、A型コネクタと入口用ポールを連結する。
入口を二又化する
ファスナーを開け、内側のクリップポケットに、A型ポールの上部を差し込みます。
A型ポールの下部をピンに差し込んで、ウェビングを調整します。
出口を立ち上げる
残った最後のポールを使って、出口を立ち上げます。
先端をガイロープで引き、ペグダウンすれば完成です。
強風対策
ここは余談だけど、強風対策を載せておくね。
サイドポールに、耐風ロープをぐるっと一周巻き付けて、ガイロープで引くことで強度が大幅に上昇します。
ワンポール構造なので、もともと風に強い設計ですが、計4点サイドをしっかりと引くことで、安心感が違います。
TPU窓の取付け方
サイドのパネルを捲り上げると、クリップが出てくるので、数箇所留めていきます。
サイドのジッパーを閉めれば、TPU窓の取付けは完了です。
Space PROの外観とそのサイズ感
次にSpace PROの外観とそのサイズ感を、ご説明していきたいと思います。
我が家はかっこいい雰囲気に惹かれて、煙突ポート付きの渋めのダークグリーンを選んだよ。
外観
正面
写真ではわかりにくいですが、正面入口はポールが二股化しているため、出入りがしやすいよう設計されています。
また、ポールが幕の外側ではなく、内側にくるようになっているので、張り姿が非常に綺麗です。
左下にはTiiTent/Space PROのロゴ。
正面から見たときに、煙突ポートが見えるので、前後の見分けがしやすくなっています。
ロゴは背面にもあるから、設営するときは注意してね。
背面
背面には、真ん中にポールが1本使われています。
こちらは幕の外側にポールがくる構造になっており、先端をガイロープで引いて、ペグダウンしています。
メインの入口は正面なので、こちらは二股化する必要がなく、このおかげで無駄なポールを1本減らすことに成功しています。
側面
側面から見た様子です。
どちら側にもTPU窓の取付けが可能ですが、今回は片側だけ取付けてみました。
外の光が取り込めるおかげで、幕内も明るく、幕の中から外の景色が楽しめるので最高です。
お籠りしがちな冬の季節にぴったりだね。
幕内から見た様子
テント中央にあるセンターポールには、カバーキャップが取付けられています。
二股化された正面入口は、ポールをしまうポケットのようなものがついています。
背面出口は、ポールが外にあるので、閉じているときはポールが見えない構造になっています。
サイズ感
シェルターテントといえば、横に長いイメージですが、Space PROは450×450で正方形になっているのが特徴です。
また、側面の角度が垂直に近いので、有効面積がかなり広く感じます。
Space PROの特徴と魅力
Space PROの特徴と魅力を、実際にレイアウトした様子を合わせながら、個人的な感想と共に説明していきたいと思います。
デッドスペースが少ない
実際に設営をして驚いたのが、デッドスペースの少なさ!
幕内にあるポールは真ん中のセンターポールだけで、サイドポールはスリーブに通すので、空間を遮るものがなにもなく、設営がしやすいよう設計されています。
ワンポールとシェルターテントのいいとこ取りって感じだね。
別売りのインナーをつけてもいいですが、4人家族の我が家はカンガルーテントに3人、コットに1人のスタイルで就寝しています。
240cmと高さも十分にあるので、幕内にテントを置いても十分な開放感を得られるところがSpace PROの凄いところです。
空間にはまだまだ余裕があるので、もう少し大きなテントを置いてもいいし、完全なお座敷にしてお籠りスタイルにするのもありだと思います。
因みに我が家はこちらのカンガルーテントを愛用しています。
TC生地なので冬でも結露しにくく、おすすめです。!
素材圧230GSMのTC生地
Space PROの最大の強みは、暑くて雨の多い気候に適したテントであることです。
雨に対しての強さって言うと、ほとんどの方が耐水圧に着目すると思いますが、実は生地の厚みも重要なんです。
ポリテントの厚みを表す表記として、D(デニール)やT(タフタ)を用いられることはよくありますが、Space PROのように厚みを表記していることはほとんどありません。
それがSpace PROでは、素材圧230GSMもあり、非常に凄いということがわかります。
それだけ自信があるってことだね。
さらに、超撥水加工や紫外線99.9%カットが施されていたりと、生地に対する強いこだわりを感じます。
雨に強い設計
この日はシトシトと雨が降り、1日中雨でした。
ですが、天井に水がたまらず、側面に流れ落ちる構造になっているので、雨でも安心して過ごすことができました。
雨水が溜まってしまうと、重みで崩壊してしまう恐れがあるので、一箇所に溜まらないよう工夫がされているかどうかは、テントを選ぶうえでとても重要です。
雨の跳ね返りによるインナーテントの汚れを防いだり、幕内に泥が侵入するのを防いでくれるので、雨の日になくてはならないスカート。
スカートの部分だけポリ素材が採用されているテントもありますが、Space PROは幕本体と同じ超撥水加工が施されているので、非常に安心です。
雨キャンプでもめっちゃ快適に過ごせたよ〜。
メッシュ窓が多く、開放的な設計
メッシュ窓が多く、開放的な設計のSpace PRO。
側面に大きなメッシュ窓があり、風通しもよく暑い日も快適に過ごすことを第一に考えられています。
さらにその上に小さなメッシュ窓があり、寒い日にストーブや薪ストを使用して、ちょっとした換気が必要なときに手軽に使えるよう考えられています。
細かいところまで、手が届くテントだね。
TPU窓を自在に取付け可能
TPU窓の取付け方は、設営の流れで説明しましたが、自由自在にTPU窓を取り付けることができます。
外の光が取り込めるおかげで幕内も明るく、雨の日でも幕の中から外の景色が楽しめるので最高でした。
ただ、日が暮れて辺りが真っ暗になると、幕内の様子が丸見えになります。
また、幕もメッシュもそのままで後付けするだけなので、取付けは簡単ですが、その分TPU窓まで乾かす必要が出てくるので、撤収作業が増えるので要注意です。
メリットもあるけど、デメリットにも気をつけないといけないね。
今アツい!アジア発テント8選
韓国や台湾などを中心としたアジアが今めちゃくちゃアツいので、同じアジアブランドのテントを一覧にしてまとめてみました。
今回は代表テント1つだけ挙げて行くね〜。
ブランド名 | MINIMAL WORKS | KOVEA | BEN NEVIS | WIWO | ground cover | Troia | sanmibest | The Free Spirits |
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商品名 | シェルターG | ゴーストシェルター | オブザーバーシェルター | ヤクドーム550 | ACORN HOUSE 4.75 | Hektor Tent(ヘク男) | volltain | Robotech |
発祥国 | 韓国 | 韓国 | 韓国 | 韓国 | 韓国 | 韓国 | 台湾 | 香港 |
サイズ(設営時) | 350×300×(H)170cm | 375×370×(H)190cm | 380×330×(H)197cm | 550×550×(H)230cm | 475×455×(H)200cm | 510×510×223(H)cm | 230×180×120(H)cm | 550×500×235(H)cm |
重量(約) | 6.4kg | 16kg | 10.9kg | 19.5kg | 12.5Kg | 15kg | 6kg | 19kg |
材質 | 40DナイロンRIPSTOP | 40DナイロンRIPSTOP | ナイロン210T RIPSTOP | 40DナイロンRIPSTOP | 40DナイロンRIPSTOP | 70DナイロンRIPSTOP | 60DナイロンRIPSTOP | 70DナイロンRIPSTOP |
販売リンク | hinataストア | The Arth公式サイト | Makuake公式サイト | 帝伸テッくオンラインショップ |
どれもここ最近人気のあるテントなので、見たこと聞いたことのあるものばかりではないでしょうか!?
これからもアジア勢がすごく熱いと思うので、引き続き見守っていきたいと思います。
※ACORN HOUSE 4.75(ground cover)に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
耐風性・撥水性に優れたシェルターテント
実用性の高いデザイン、生地への強いこだわりから並々ならぬ想いを感じる台湾ブランド「TiiTent」。
今回は、Space PROの基本情報を含めた設営方法、その特徴と魅力、実際にレイアウトした様子まで細かくご紹介させてもらいました。
まさにワンポールとシェルターテントの良いとこ取りで、開放的でデッドスペースゼロ設計を実現しているテントでした。
雨が多くジメッとした日本の環境に適した構造と、雨に強い生地により、どんな天候の中でも安心して過ごすことができます。
いま勢いのあるアジアテントたくさんご紹介したので、是非一緒にチェックしてみてくださいね!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。