こんにちは!毎月の支出の8割をキャンプに注ぐ子連れキャンパーのファミ柴(@famcam_shiba1)です。
もう尋常じゃない暑さの夏!そして、残暑!
我が家は「暑い、暑い、溶けそう」と言いつつも、工夫しながら夏キャンプを楽しんでいます。
どんな工夫かというと、クーラーボックスを2個持ちして、いつでもキンキンに冷えた飲み物を飲めるよう心掛けています!!
どうしてクーラーボックス2個も持って行くの?
と思う方もいるかもしれませんが、蓋の開け締めを繰り返すと、クーラーボックスの保冷力が落ちてしまうので、食べ物を腐らせないためにも、食べ物と飲み物を分けられる2個持ちがおすすめです。
そこで今回は、飲み物用におすすめな7日間も氷が残るという保冷力最強クラスと話題の「ピーコック/クーラーバケット」をご紹介していきたいと思います。
クーラバケットの製品スペックからその特徴、ファミ柴なりの実際使ってみて良かった点・悪かった点まで幅広くレビューしていきます。
そして、氷が7日間も残るのは本当なのか、実際に検証してみましたので、結果が気になる方は先にこちらからご確認ください。
- クーラーバケットの特徴が知りたい
- 詳しいサイズ感が知りたい
- 類似品との比較が見たい
※車中泊での使用や食材を冷凍したい!という方はこちらの車載冷蔵庫もおすすめです!
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ピーコック/ クーラーバケットの基本スペック
クーラーバケットとお伝えしていましたが、正式名称は「 クーラーバケット IGN-100」です。
まずは、クーラーバケットの全体像がよくわかるように、基本情報からご紹介していきます。
基本情報
本体サイズ | (約)32×29×37cm |
---|---|
内部サイズ(中敷あり / 中敷きなし) | (約)22×22×24.8cm / 25.4 cm |
容量 | 9.5L |
重量 | 4.7kg |
材質 | ステンレス鋼、ポリプロピレン、シリコーンゴム |
カラー展開 | グレーのみ |
今までのクーラーボックスにない円型のクーラーバケット。
なんと電気ポットや水筒で有名な『ピーコック魔法瓶工業株式会社』が作った、魔法瓶構造のクーラーボックスなんです。
なるほど〜。確かに魔法瓶って言われてみると、円型で納得だね!
そのピーコックの魔法瓶構造を応用し、夏は冷たく冬は暖かく、なんと7日間も氷が残るというキャッチコピーまでつけられています。
クーラーバケットの外観とその使い方
実際のキャンプで使用する前に、まずは外観とその使い方について確認していきたいと思います。
外観
外箱の表面は、どこかアメリカンでおしゃれなデザイン。
そして、側面には簡単な特徴が描かれています。
それでは早速、外箱を開けて中身を見ていきたいと思います。
中を開けてみると、クーラーバケット本体と簡単な取扱説明書のみ。
もともと購入時から、標準でステッカーが貼られています。
剥がせば、デザインはシンプルそのもの。
おしゃれなステッカーやから、このまま使っちゃお!
各部の名称
持ち手のハンドルには、ゴム製の滑り止め加工が施されています。
また底には、傷がつきにくいようエラストマー(PP+TPE)製のカバーが施されています。
3点のふた止め具とふたパッキンにより、転倒して横になった場合にも、水漏れしにくい構造になっています。
とても丈夫な作りをしており、耐久性に優れています。
使い方
取扱説明書を見る必要がないほど、簡単な仕組みですが、写真入りで解説していきます。
(ふたとの接触を避けるため、入れる量はふた下1cmまで)
スタンレーウォータージャグとのサイズ比較
使用用途は異なりますが、形やサイズ感がよく似ているスタンレーウォータージャグと比較してみました。
スタンレーの方がやや太く、高さは低く設計されています。
内部の厚さに差はないように見えますが、内容量は2Lもの差があります。
7日間、氷が残るのは本当なのか?
『約7日間、氷が残る驚きの保冷力』とキャッチコピーが付けられていますが、本当のところどうなのか、ここが一番気になるところですよね!?
そこで今回は、日中の気温35℃を超える真夏に、屋外に設置し、氷の残り方を検証してみました。
これで本当だったら、もう買うしかないよね?
検証条件
検証0日目、規定量のふた下1cmまで氷を入れて、氷の残り方を見ていきます。
使用した氷は製氷機で作成したものに、タッパーなどで作った少し大きめの氷も混ぜています。
このときの氷の量は、約5.5Lです。
検証1日目
検証1日目、わずかにですが氷が減っています。
ふた下の距離を測ってみると、約3cmでした。
検証2日目
検証2日目、前日と減り方は変わっていませんが、少しずつ氷が減ってきてます。
ふた下の距離は、約5cmでした。
検証3日目
検証3日目、徐々にですが減ってきています。
ふた下の距離は、約8cmでした。
検証4日目
検証4日目、だいぶ氷が減ってきたように感じます。
ふた下の距離は、約11cmでした。
本体内部の高さが25.4cmなので、もうすぐ半分というところですね。
7日まで半分切ったけど、半分以上あるって凄いね!
検証5日目
検証5日目、徐々に水も見えてきて、かさが急に減ったように感じます。
ふた下の距離は、約18cmでした。
検証6日目
検証6日目、だいぶ氷が溶けてきているのがわかります。
氷水になっているからか、ふた下の距離に変化はありませんでした。
わぁ〜あと1日だぁ〜。明日がドキドキだね〜。
検証7日目
検証7日目、どうでしょうか!?
わずかにですが、氷がまだ残っています!!
正直、『約7日間、氷が残る驚きの保冷力』というキャッチコピーには半信半疑でしたが、真夏の35℃の暑さに耐え、残った氷は本物です!!
さすがピーコック魔法瓶、どこにも真似できない技術だね。
検証8日目
検証8日目、どこまで氷が残るのか試してみました。
わずかに、透明な氷が数個浮いていましたが、ここで検証終了です。
7日間、氷が残るっていうのは本当だったね。
脅威の保冷力を持つ仕組み
なぜ真夏の35℃の暑さの中、7日間も氷が残ったのか、脅威の保冷力を持つクーラーバケットの仕組みを、実際使ってみてわかった使用感と一緒に説明していきたいと思います。
魔法瓶構造のクーラーバケット
約7日間、氷が残る脅威の保冷力の秘密は、ピーコックが誇る『魔法瓶構造』だからです。
魔法瓶構造と言われてもピンとこないと思いますが、真空の壁が内気と外気をシャットアウトすることにより、冷たさを逃がさず、外からの熱による影響も受けにくい仕組みになっています。
真空状態では、空気の分子が存在しないため、熱伝導率がかぎりなくゼロに近いことを応用しています。
ここまで保冷力が凄いと、冷蔵庫を持ち歩いているみたいだね!
ちなみに、この魔法瓶構造がどれだけ凄いのかというと、高機能クーラーボックスといわれているYETIでさえ、完全な真空状態ではなく、真空断熱パネルを用いて作られています。
それが、このクーラーバケットは、真空断熱パネルを超える完璧な真空の壁を作り上げているんです。
もちろん真空断熱パネルも十分凄いんだよ!
中を開けて確認出来ないのが悔しいですが、約2cmの厚みにその秘密が隠されているようです。
真空断熱パネルを使ったクーラーボックスは、外壁をある程度厚くして保冷力を維持していますが、それに比べて、このクーラーバケットは非常に薄い気がします。
完全止水構造により、完全な密閉空間に
フタは気密性が高く、パッキンで防水性を高めた仕様になっています。
そのため、誤って横に倒した場合にも水漏れもしない完全止水構造になっており、気密性が高く、冷気を逃さない構造になっています。
さすが老舗魔法瓶メーカーだね。
氷を直接入れることができる
食品衛生試験にも適合しており、氷や食べ物を直接入れることができます。
似たようなアイスコンテナがないか、探していたときに出てきたのがワークマンから販売されている『真空ハイブリットコンテナ』だったんですが、こちらは飲み物や食べ物を本体に直接入れることができないので、安心して使いたい方には、クーラーバケットがおすすめです。
夏は冷たく冬は暖かく
先程まで、冷たいものを入れる話しかしていませんでしたが、実はこちらのクーラーバケットは保冷にも保温にも優れた商品なんです。
冬キャンプでは、食べ物を冷やす必要がないので、あまり出番ないと思われがちなクーラーボックス。
ですが、食べ物を凍らせないという目的で使われることもあるんです。
このクーラーバケットであれば、内気と外気を完全にシャットアウトできるので、季節問わず1年中使うことができるんです!
また、お湯などの温かいものを入れた場合は、どうしても気圧の差で蓋が開きにくくなってしまうので、その際は上蓋の調圧弁を押して、圧力調節が行ってください。
気密性が高い証拠だね!
気になったポイント
プラスチックトレーが入りにくい
せっかくこんなに冷やす効果が強いなら、クーラーボックスとしても使っていきたいと思いますよね?
ですが、残念なことにこのクーラーバケット丸型なんですよね…。
そのため、スーパーで購入したプラスチックトレーに入ったお肉などが入れにくい点が気になっています。
ジップロックに入れ直したらいいやん?
前日から仕込んで、プラスチックトレーではなく、ジップロックに入れ直せば、問題ないかもしれませんが、当日に買い出しをしたい人には向いていないかもしれません。
ジップロックが毎回もったいないという方は、こちらの繰り返し使えるジップロックもおすすめです!(我が家も愛用しています。)
ただ食べ物と飲み物を分けて、クーラーボックスを2つ持ちしたい人にはめちゃくちゃおすすめです。
開け締めを繰り返すたびに、保冷力が落ちてしまうので、クーラーバケットを飲み物用のクーラーボックス(ドリンクコンテナ)として使うなら最強のアイテムです。
サイズが大きい
容量9.5L、アイスコンテナとして使用するなら氷5.5Lが入る大きめサイズのクーラーバケット。
1泊2日でこんなに氷が必要なことってあまりないので、もう少し小さいほうが持ち運びもしやすく、積載を圧迫しなくていいのにと思ってしまいました。
ちょっとオーバースペックなのかぁ…。
類似製品との比較
正直なところ、クーラーバケットを超える保冷力を持つドリンクコンテナはないと思いますが、気になったので、類似製品と比較していきたいと思います。
商品名 | ピーコック/クーラーバケット | ワークマン/ 真空ハイブリットコンテナL | クールマックス / RS-SO-192 |
---|---|---|---|
外観 | |||
サイズ (外寸) | 32×29×H37cm | φ17×H30cm | 41.0×36.3×H41.0cm |
サイズ (内寸) | φ21.7×H25.4cm | φ15×H27cm | 24.9×24.9×H32.9cm |
重量 | 4.7kg | 1.8kg | 5.3kg |
容量 | 9.5L | 5L | 16L |
350mL缶 収納可能数 | 16本 | 5本 | 17本 |
外壁素材 | 真空 | 真空 | ポリウレタン断熱材 |
特徴 | ・氷が7日間も持つ保冷力 ・サイズが小さいわりに、重量は重め | ・コスパが良い ・直接、飲み物や食べ物を入れれない | ・氷が5日間持つ保冷力 ・厚みが5.5cmもあるため、容量がイマイチ |
購入リンク |
クーラーバケットは猛暑のキャンプの救世主
氷が7日感も残る圧倒的な保冷力を持つ魔法瓶構造で、もう冷蔵庫を持ち運んでいるんじゃないかと錯覚してしまいそうなクーラーバケット。
実際に使用してみて、お肉やお魚などの食べ物を入れるのには向いていないことがわかりましたが、飲み物を入れるドリンクコンテナとして、氷を入れるアイスコンテナとして、これ以上ないほど最強のアイテムでした。
夏場は開け締めするたびにクーラーボックスの保冷力が落ちてしまうので、2個持ちがおすすめです!!
いつでもキンキンに冷えた飲み物を飲めるようにして、工夫しながら夏キャンプを楽しみましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
※もう少し小ぶりだけど、スペックの高いクーラーボックスはYETIのホッパーシリーズもおすすめです!