Jackeryのポータブル電源って色々種類があるけれど、買う決め手ってなんだろう…
もはやキャンプに欠かせないアイテムとなっている、ポータブル電源。
さまざまなポータブル電源が発売されており、どれを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、『Jackery(ジャクリ)の特徴』から『実際に2台使用して感じたこと』をご紹介したいと思います。
それぞれの良かった点・悪かった点もまとめてみましたので、これから購入される方は是非ご参考ください。
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Jackery(ジャクリ)ってどんなブランド?
Apple出身のバッテリーエンジニアが、2012年にシリコバレーで創業した「Jackery(ジャクリ)」。
世界初となるリチウムバッテリーを使用したポータブル電源を開発した、業界のパイオニア的存在です。
「Jackery(ジャクリ)」という名前の由来は、「Jackery(ジャケット)」と「Battery(バッテリー)」を組み合わせ、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という想いからきているようです。
使用方法がシンプルで、女性や年配の方でも簡単に扱えるように考えられています。
Amazonのポータブル電源売り上げランキングでも上位をほぼ独占しているほど、人気のブランドなんだよ!
Jackery(ジャクリ)ポータブル電源の4つの特徴
シンプルなデザイン設計
世界的なデザインの賞である「Red Dot Award」を複数回受賞しているJackeryは、ブラックとオレンジを基調としたスタイリッシュなデザインで有名です。
また、取っ手を折りたためるので、スペースを有効活用できるのも嬉しいポイントです。
積載でも困りません。
見やすい液晶パネル
見やすい液晶ディスプレイが搭載されていることも評価できるポイントです。
バッテリー残量、出力数/入力数の状況を夜間でも一目で把握することができます。
しかも常時点灯ではなく、数分で暗くなるので、就寝時には明かりが睡眠の妨げにならないのも嬉しいポイントです。
高い耐久性と安全性
バッテリー状態を制御するBMS(バッテリーマネージメントシステム)を搭載していることはもちろんですが、ポータブル電源のすべてをJackery独自のノウハウと安全思想に基づいて開発されています。
さらにNCM制御機能を搭載し、ショート保護や高温保護、過電圧保護などの安全設定がされているため、安心して使うことができます。
また、本体が熱くなった場合は温度感知機能が作動して、冷却ファンが自動的につくよう設計されています。
ちょっとファンの音が大きいので、初めはびっくりしましたが、慣れれば問題ありません。
ソーラー充電で外でも充電可能
Jackeryのソーラーパネルは、「Jackery SolarSaga 60」と「Jackery SolarSaga 100」の2種類発売されています。
調べてみたところ、それぞれ推奨されている機種が異なるようです。
商品名 | 対応機種 |
---|---|
SolarSaga 60 | 240 |
SolarSaga 100 | 400/708/1000 |
連泊のキャンプなどで充電ができない環境でも、太陽光で充電できるので、コンセントがなくても困りません。
付属品の収納ケースがセット
- ACアダプター
- 車載用充電シガーソケット
- 取扱説明書
容量サイズに関係なく、上記の付属品が共通して入っています。
しかも、クッション性のある収納ケースがセットになっています。
Jackery「708」と「1000」の違い
Jackeryの「708」と「1000」はどちらも小型ポータブル電源であり、キャンプに最適なバッテリー容量、サイズ感です。
もちろん、防災時にも大活躍するスペックを兼ね備えています。
それでは、それぞれの性能・サイズ感などを見ていきましょう。
基本情報
まずはポータブル電源「708」と「1000」の詳細なスペックについて説明します。
商品名 | ポータブル電源 708 | ポータブル電源 1000 |
バッテリー容量 | 708Wh | 1002Wh |
定格出力 | 500W | 1000W |
最大出力(ピーク) | 1000W | 2000W |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 |
充電温度範囲 | 0〜40℃ | 0〜40℃ |
動作温度範囲 | -10〜40℃ | 0〜40℃ |
保管環境温度 | -10〜40℃ 炎天下の車内で保管はNG | -10〜40℃ 炎天下の車内で保管はNG |
バッテリーの種類 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 |
保証 | 2年保証 (ユーザー登録で1年間の延長保証付き) | 2年保証 (ユーザー登録で1年間の延長保証付き) |
やはり大きな違いは、定格出力と最大出力ですね。
よくキャンプで使用する電子機器として、電気毛布(約55W)が挙げられますが、「708」で約10時間、「1000」で約13時間と3時間の差ができるようです。
電気毛布1つだと朝まで余裕だけど、2つ使いたいと思うと「708」だと物足りないかも。
大きさ・重さ
商品名 | ポータブル電源 708 | ポータブル電源 1000 |
---|---|---|
サイズ | 299.7 x 191.5x 190.5mm | 332 x 233 x 243mm |
重量 | 約6.8kg | 約10.6kg |
調べてみてわかったことですが、他社の同容量のポータブル電源と比較して、Jackeryは非常に軽いということ!
特に「708」は、重量約6.8kgと非常に軽量で驚きました!
出力規格・ポート数
分かりやすいように、差があるポイントは青字にしています。
商品名 | ポータブル電源 708 | ポータブル電源 1000 |
---|---|---|
AC出力 | 2口(100V/5A ,60Hz) | 3口(100V/10A ,60Hz) |
USB-A出力 | 1口(5V/2.4A) | 1口(5V/2.4A) |
USB-C出力 | 1口(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15/3A、20/3A) | 2口(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A) |
QC3.0出力 | 1口(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A) | 1口(5~6V/3A、6.5~9V/2A、9~12V/1.5A) |
シガーソケット出力 | 1口(12V/10A) | 1口(12V/10A) |
出力ポートの種類とポート数は多数あり、どんなデバイスでも問題なく充電できます。
個人的に一番良かったのが、どちらもQuick Charge3.0を搭載していること。
スマホはもちろんですが、対応するタブレットやノートパソコンにも急速充電が可能です。
充電方式・充電時間
商品名 | ポータブル電源 708 | ポータブル電源 1000 |
---|---|---|
AC-DC充電 | 約5時間 | 約7.5時間 |
ソーラーパネル充電 | 約11時間(ソーラーパネル100Wを1枚使用時) | 約10時間 (ソーラーパネル100Wを2枚使用時) 約17時間 (ソーラーパネル100Wを1枚使用時) |
シガーソケット充電 | 約13時間 | 約14時間 |
充電方式は3種類の方法があります。
特に使用する充電方式はAC充電になりますが、「708」で約5時間ほど、「1000」では約7.5時間ほどでフル充電になります。
ちなみに、こちらのソーラーパネルを使用すれば、約10〜17時間で充電が完了します。
連泊キャンプでは心強い味方ですね。
結局、購入するならどっちがいい?
ここからは、2つを実際に使ってみて、どっちが良かったのかご説明します。
それぞれの良かった点・悪かった点をまとめてみましたのでご参考ください。
ポータブル電源「708」
ポータブル電源「708」の魅力は、やっぱりこのコンパクトなサイズ感です。
正直、1泊のキャンプで1000も必要ないなと感じることもあるので、そんな時に便利です。
ですが、冬キャンプで電気毛布2つ同時に使いたい欲張りさんや夕方から朝まで長時間使用したい寒がりさんには向いていないかもしれませんね。
個人的には、春〜秋キャンプメインで、連泊よりも1泊が多い方には、十分な容量だと思います。
- コンパクトなサイズ感
- 春〜秋キャンプでは十分な容量
- 電気毛布2つ同時の場合は、5時間が限界
- 冬キャンプで使うにはイマイチ
- 連泊キャンプには向かない
ポータブル電源「1000」
ポータブル電源「1000」の魅力は、やっぱり1002Whの大容量です。
その分、大きさもあり、重さもありますが、冬キャンプでも安心して使える1台です。
実際のところ、夏は扇風機でポータブル電源を使うこともありますが、春や秋のキャンプでは持って行かないことも多いんですよね…
それに我が家の場合は連泊で行くことが多く、そんなときは「708」ではなく「1000」の出番が多い気がします。
結論、大は小を兼ねると思うので、購入されるなら「1000」をおすすめします。
- 1002Whの大容量
- 冬キャンプでも安心して使える
- 連泊キャンプでも使いやすい
- 大きいので、積載に余裕が必要
- 値段が高い
購入してから後悔しないために
実際に2台使用して、それぞれの良かった点・悪かった点がみえてきました。
購入する前に考える点は以下の通りです。
・季節を問わずキャンプに行くのか
・春や秋のベストシーズンだけ行くのか
・1泊がメインなのか
・2泊以上の遠征キャンプが多いか
キャンプスタイルや車の大きさなどによって、変わってくると思うので正解はありませんが、是非参考にしてもらえれば嬉しいです。
※同じポータブル電源のPowerArQとの比較についてはこちらで紹介しています。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
あとがき
最近、色々なポータブル電源が発売され過ぎて、違いがよく分かりません。