憧れのカーミットチェアが欲しいけど、まだまだ手が出せないなあ…
アウトドアチェア界の王様といえば、ほとんどの方が『カーミットチェア』を想像されるんではないでしょうか?
アメリカでハンドメイド生産されており、30年以上も変わらないデザインで、お洒落キャンパーだけでなく、今やキャンパーの憧れのチェアとなっています。
ですが、キャンプブームや円安の影響もあり、今では入手が難しく、お値段も非常に高く、なかなか手が出せない方も多いはず…
そこで今回は、カーミットチェアに激似!その名も『カーミット風チェア』をご紹介していきたいと思います。
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Kermit Chair(カーミットチェア)とは
Kermit Chair(カーミットチェア)は、アメリカ・テネシー州で1984年にBMWバイクの愛好家の一人であるカーミット・イースターリングによって設計されました。
分解ができ、木製だけどそこそこ軽く、コンパクトになるだけでなく、シルエットの美しさを兼ね備えた軽量チェアとして、バイク愛好家たちの間で瞬く間に有名になりました。
木材は、テネシー州で調達された広葉樹のオークとウォールナット(くるみの木)の2種類から選べ、耐久性のあるマリングレードのポリウレタンが施されています。
カーミットチェアは全部で4種類
カーミットチェアは、大きく分けると4種類あり、サイズや使用される木材に違いがあります。
カーミットチェアを基準に考えると比較しやすいです。
商品名 | カーミットチェア | カーミットチェア ワイド | カーミットチェア ウォールナット | カーミットチェア ハイバック |
組立サイズ | 幅53×高さ61cm | 幅58×高さ61cm | 幅53×高さ61cm | 幅53×高さ71cm |
座面高 | 32cm | 32cm | 32cm | 32cm |
収納サイズ | 11×16×56cm | 11×16×56cm | 11×16×56cm | 11×16×67cm |
耐荷重 | 158kg | 158kg | 113kg | 158kg |
重量 | 2.5kg | 2.8kg | 2.5kg | 3.0kg |
カラー | 7色 | 5色 | 6色 | 3色 |
素材 | アルミ・スチール 1000デニールナイロン | アルミ・スチール 1000デニールナイロン | アルミ・スチール 1000デニールナイロン | アルミ・スチール 1000デニールナイロン |
木材 | オーク | オーク | ウォールナット | オーク |
カーミットチェアとカーミット風チェア2選を比較!
お洒落キャンパーから絶大な人気を誇るカーミットチェア。
まさにアウトドアチェアの王様です!
一度見たら忘れられないチェアであり名作です。
ですが、値段が高いことやパーツの不具合による扱いづらさなどから、他社製のカーミット風チェアを選択するという方も多いはず。
そこで、カーミットチェアと他社製のカーミット風チェアとではどのような違いがあるのかを比較したいと思います。
ハイランダー/ウッドフレームチェア
カーミットチェア | ウッドフレームチェア | |
組立サイズ | 51×53×61(h)cm | 55×53×63(h)cm |
座面高 | 32cm | 32cm |
収納サイズ | 11×16×56cm | 11×13×57cm |
重量 | 2.5kg | 3.3kg |
耐荷重 | 158kg | 80kg |
生地 | 1000デニールナイロン | コットン |
フレーム材質 | オーク、アルミ、スチール | ブナ、アルミ、スチール |
ハイランダーのウッドフレームチェアは、ややサイズに違いはありますが、分解してコンパクトにできる形状はよく似ています。
収納サイズはハイランダーの方が若干コンパクトですね。
オークではなく、ブナの木材が使われている点やマリングレードポリウレタン加工が施されていないため、高級感は非常に劣ります。
ツヤがなく、白っぽい色味です。
また、肘置き部分の作りが簡素な黒金属フレームになっているため、耐荷重がカーミットチェアに比べて約半分の80kgしかありません。
個人的に、ここはもう少しカーミットチェアに寄せて欲しかったなと思っています。
あまり頑丈な作りとは言えないところが残念ですが、脚キャップ、収納袋も付属して、価格がリーズナブルなのは手を出しやすく大きな利点です。
DOKICAMP(旧:SLLOY)/クラシックチェア
カーミットチェア | クラシックチェア | |
組立サイズ | 51×53×61(h)cm | 51×53×61(h)cm |
座面高 | 32cm | 32cm |
収納サイズ | 11×16×56cm | 12×12×63cm |
重量 | 2.5kg | 3.5kg |
耐荷重 | 158kg | 100kg |
生地 | 1000デニールナイロン | コットン |
フレーム材質 | オーク、アルミ、スチール | ブナ、アルミ、スチール |
大本命のDOKICAMPです。
本物に限りなく近いカーミットチェアとネットで表現されているのを見て、こちらを実際に購入してみました。
カーミットチェアと同サイズ感で、座面の傾斜もほぼ同じ、背面シートの角度もほぼ同じです。
そのため、カスタムパーツの互換性があり、本家と同じカスタムが可能となっています。
ただ残念な点が、こちらもブナの木材が使われているので、本家と比べると高級感は劣る印象です。
また、後ろ足付け根の金属プレートが本家は四角なのに対し、三角になっており少し異なります。
ただし、シルバーの金具が使われているので、そこまで気になりません。
唯一欠点だと感じたポイントは裁縫の粗さです。
糸がガタガタで斜めになっていたりと、中国製の雑さを感じました。
ここからはDOKICAMPのクラシックチェアとハイランダーのウッドフレームチェアの写真の比較になります。
肘掛けの高さ、座面の傾斜が異なるのがよくわかります。
また、後方左脚の後ろに刻印が入っているかどうかも見た目に大きな差がありますね。
お値段はどちらもリーズナブルですが、カーミットチェアのカスタムパーツを試したいという方はDOKICAMPのクラシックチェアをおすすめします!
カスタムパーツで愛着アップ!
カスタムパーツが多いこともカーミットチェアが絶大な人気を誇る理由の1つなんです。
そして同サイズで作られているDOKICAMPのクラシックチェアであれば、本家同様カスタムを楽しむことが可能です。
Hanptydeco/カーミットチェア 張り替えファブリックキット
カーミットチェアの張り替えファブリックキットです。
コットン100%で、使えば使うほど馴染む仕様になっています。
背面にDカン(金具)が付いているため、写真のように小物をつるすことが出来ます。
張り替え用の六角レンチもセットで含まれているので、張り替えは簡単にできました。
ただ購入当初は生地が伸びておらず、かなりの力が必要です。
男性でないと難しいかもしれません。
想像以上に可愛く、カスタムパーツをしてオリジナル感もアップしました!
足キャップ
Amazonや楽天市場で格安購入
本家のものもですが、DOKICAMPのクラシックチェア(左)も足は裸の状態です。
キャンプ場の石や砂で、徐々にズタズタになってしまいます…
なので、靴を履かせてあげましょう。
サイズは24mmのものでOKです!
ホームセンターでも販売していますが、Amazonや楽天市場で格安で購入することができます。
NOVITA(ノビタ)
その他にも足キャップでカスタムしたいのであれば、「NOVITA(ノビタ)」もおすすめです。
足を保護するだけではなく、こちらのアイテムを後ろ足に装着することで座面背面の角度が少し変わり、劇的に座り心地を改善してくれる魔法のアイテムなんです。
非常に丈夫なアルミニウム合金でできており、表面はバレル研磨仕様です。
ゴリラのイラストロゴ の入ったアルミプレート付きです。
サイズは3種類(100/120/150mm)ありますが、人気は120だそうです。
商品名 | 座面高さ |
---|---|
NOVITA 100mm | 約3cm上がる |
NOVITA 120mm | 約5cm上がる |
NOVITA 150mm | 約8cm上がる |
キャンプ用品屋さんまで行くのがちょっと…という方は、類似品もネットに販売されています。
おまけ
カーミットチェアもそうですが、この手のチェアではよく、木のフレームを固定しているピンが外れてしまうことがあります。
それに、かなり小さいパーツなので、気づいた時には無くなってしまっていることもあります。
そんな時は、ホームセンターなどで販売されている「平行ピン」で代用できます!
我が家は直径5×長さ30mmのものがジャストフィットしました。
偽物とは言わせない!オリジナルカーミットチェアに
カーミットチェアには手が出ないという方も、これなら手を出せるんではないでしょうか?
カスタムして、自身でオリジナルにしてしまえば誰も偽物とは言えません。
是非、本家の4分1ほどのお値段で購入して、その分カスタムパーツで遊びまくりましょう!
寒い冬キャンプではチェアにヒーターチェアカバーを付けてみるのもおすすめです。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
あとがき
でもいつかは本家カーミットチェアが欲しいです…