簡単に設営できて、飽きないテントってないかなあ。
キャンプに行くと、日常と違う雰囲気を味わうことができ非常に楽しいですよね。
しかし、テントの設営って何本もあるポールを組み立ててからフレームに通してと、想像以上に疲れるし大変ですよね。
そこでおすすめなのがシェルターテントです。
ツーポールなので設営が非常に簡単で、楽にキャンプを楽しめるんです。
数年前までは種類が少なかったものの、最近ではおしゃれで機能性に優れたものが数多く発売されています。
今回は、シェルターテントのメリット・デメリットとおすすめテント6選をご紹介します。
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シェルターテントのメリット
まずはシェルターテントのメリットを3つご紹介します。
設営と撤収が簡単
ツーポールなので一見難しそうに感じますが、設営用ガイドセットを使用しながらメインポールを2本立てるだけなので、簡単に設営できます。
ファミリーやグループ向けのため、大きさはそれなりにありますが、1人でも設営可能なのは嬉しいポイントです。
ただ背が高いものが多いので、女性には難しいこともあるかもしれません。
アレンジが自由自在
シェルターテントの最大の魅力は、『自由自在にアレンジできる』ことです。
ポールを上手く使えば、さまざまな姿に形を変えることができます。
暑い時は、サブポールを使ってサイド部分を跳ね上げて通気性を良くすることができます。
また、寒い時や風が強い日は、幕を閉めて風をシャットダウンしたりもできます。
季節や天候に応じて臨機応変に対応できるため、1年を通してキャンプを楽しみたい人におすすめです。
また、ポールの高さを前後で変えてみたりして、自分好みのスタイルに変更するなど、飽き性の方にもぴったりです!
ポールが邪魔にならない
ワンポールテントのように真ん中にポールがあるとデッドスペースが多く、邪魔になる場合があります。
しかし、シェルターテント(別名:ツーポールテント)は2本のポールで支えるので、ポールが邪魔になりません。
そのため、中央スペースを広々と有効活用できるので、テーブルや椅子を置いて無駄なく過ごすことができます。
シェルターテントのデメリット
次に、シェルターテントのデメリットを2つご紹介します。
風に弱い
シェルターテントは、ワンポールテントやドーム型と比較すると風に弱い構造をしています。
その理由は、風を受け流す事ができず、風の影響をモロに受けてしまうためです。
特に横風には非常に弱く、地面との固定が甘いとテントが横転してしまうこともあるので、冷静な判断が必要です。
キャンプに行く時は、予め天候をチェックすることが大切です。
最悪の場合は、早め撤収を心がけましょう!
区画サイトでは設営が難しい
非常に大型のサイズのものが多いので、区画サイトでは設営が難しい場合があります。
ガイロープもペグダウンすることも考えると、サイトに余裕がないと難しいので、大きめの区画サイトかフリーサイトがおすすめです。
シェルターテントおすすめ6選
スノーピーク/ランドステーションL
アレンジの幅が多く、まさに変幻自在のランドステーションLです。
別名ランステとも呼ばれ、スノーピークのファンから愛されているテントです。
カラーは、通常カラーとアイボリーの2色展開で、アイボリーは日差し対策としてインナールーフが標準装備されています。
非常に大きいので、大人数でのグループキャンプの「宴会幕」としても活躍できます。
ただ、スカートがないのが気になるポイントです。
冬は隙間から冷気が入ってきてしまうので、春〜秋用のテントになりますね。
タイプ | 通常カラー(TP-820) | アイボリー(TP-821IV) |
---|---|---|
サイズ | 885×510×210cm | 885×510×210cm |
収納サイズ | 76×28×33cm | 76×28×33cm |
重量 | 8.9kg | 8.9kg |
耐水圧 | 3000mm | 1800mm |
素材 | 本体:150Dポリエステルオックス | 本体:150Dポリエステルオックス インナールーフ:68Dポリエステルタフタ |
人数 | クローズ:6人、オープン:8人 | クローズ:6人、オープン:8人 |
備考欄 | スカート、メッシュがない | スカート、メッシュがない |
キャンパルジャパン/ツインピルツフォーク T/C
OGAWA(キャンパルジャパン)のツーポールシェルター「ツインピルツ」です。
前モデルのツインピルツ7plusの良いところを残したまま、サイズが大きく、ポリ幕からTC幕に進化したモデルがツインピルツフォーク T/Cです。
TC幕といえば、サーカスTCのようなサンドカラーが多い中、白に近いアイボリーのなのも人気の理由だと思います。
また、前後の跳ね上げに加えて、側面にも出入り口が作られており、ジッパーで開閉ができるのも嬉しいポイントです。
商品名 | ツインピルツフォーク T/C | ツインピルツ7plus |
---|---|---|
サイズ | 630×355×210cm | 885×510×210cm |
収納サイズ | 65×35×30cm | 55×25×25cm |
重量 | 幕体:約8.4kg ポール:約1.7kg | 幕体:約8.3kg ポール:約0.8kg |
耐水圧 | 350mm | 1,800mm |
素材 | TC、ポリエステル210d | 本体:ポリエステルリップストップ75d |
備考欄 | スカートあり | 現在は廃盤 |
サバティカル/スカイパイロット TC
今や知らない人がいないほどの人気ブランド『サバティカル』です。
どのテントも未だ入手困難な状況ですが、シェルター型のスカイパイロットTCの人気もすごいんです。
シェルターテントというとポリ幕が多く、開放的に跳ね上げて使う印象から夏に使うイメージが強いですが、スカイパイロットはそんな常識を覆すほど冬にぴったりのテントなんです。
スカートがついているため、冷気の侵入を防ぎ、メッシュパネル構造で暖房機器をシェルター内でも空気循環させることができます。
ただ少し気になるのが、設営が大変だということです。
センタポールに加えて、サブポールが4本(フロントポール2本とサイドポール2本)あり、慣れるまでは時間がかかりそうです。
また大型幕でTC素材のため、重量が22kgもあり、持ち運びが大変そうです。
商品名 | スカイパイロット TC |
---|---|
サイズ | 720×380×270cm |
収納サイズ | 82×39×29cm |
重量 | 約22.4kg |
ポール | センターポール×1本:φ32mm、全長270cm サブポール×4本:φ22mm、全長180cm |
素材 | TC素材(コットン/ポリエステル混紡素材) |
ゼインアーツ/GIGI-2(ギギ2)
サバティカルのデザインを手掛けた小杉さんが社長を務める『ゼインアーツ』です。
ギギ2は、同ブランドのギギ1をもとに、ツーポール仕様に仕上げたられた大型シェルターなんです。
メインポールの2本に加え、サイドにもエクステンションポールを使用することで、一般的なシェルターテントよりも広い有効面積を確保できるように設計されています。
必要なポールも全て揃って、この価格で購入できるのは他テントにはない魅力です!
商品名 | ギギ2 | ギギ1 |
---|---|---|
サイズ | 750×400×220cm | 500×400×220cm |
収納サイズ | 72×20×25cm | 68×20×20cm |
重量 | 約7.5kg | 約4.5kg |
耐水圧 | 1,500mm | 1,500mm |
素材 | 75Dシリコーンポリエステルリップストップ | 75Dシリコーンポリエステルリップストップ |
備考欄 | スカート、メッシュがない | スカート、メッシュがない |
鎌倉天幕/HIDEOUT-02D
テント屋が仲間のために作った『鎌倉天幕』です。
HIDEOUT-02は、ナショナルジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC)でひと際大人気となったツーポールシェルター「HIDEOUT」をリニューアルして作られたテントなんです。
大きな違いは、そのカラーです。
どんなギアにもしっくりくるベージュの SAFARI カラーが採用されています。
美しいラウンドデザインやダブルアジャスト機能のマッドスカートはそのまま継承し、側面跳ね上げ時に両サイドのパネルをペグダウンできるようにバージョンアップしています。
クローズ、オープン、メッシュと用途に合わせたスタイルに変幻自在の唯一無二のシェルターです。
また、キャンパーに嬉しいダブルファスナー使用です。
HIDEOUT-02DとHIDEOUT-02の違いは、DACポールが付属しているかしていないかの差です。
コアなファンは幕だけ購入してマイポールを使うスタイルが人気なようです。
商品名 | HIDEOUT-02D |
---|---|
サイズ | 760×480×245cm |
収納サイズ | 80×30×30cm |
重量 | 約12.5kg |
耐水圧 | 1,500mm |
素材 | ポリエステルリップストップ |
ニーモ/ヘキサライト 6P
今回、紹介する中で最もコンパクトなシェルターテントです。
シェルターテントというと大型のためファミリーやグループキャンプのイメージが強いですが、こちらのヘキサライト6Pはコンパクトなサイズのため、ソロキャンでも使いやすいテントになっています。
他ブランドのツーポールシェルターと比べると、横幅が短く奥行きが長いといった特徴があります。
全部で5種類あり、その違いは『生地感』です。
コスパの良い「キャニオン」、ポリコットン素材の「エレメント」、米軍も採用している素材の「SE(マルチカムアリッド)」、超軽量な「LE」、2022年新モデルの「MB」から選べます。
デメリットは、スカートとメッシュがないことですが、素材別で選べるのがニーモの嬉しいところです。
タイプ | キャニオン | エレメント | SE(マルチカムアリッド) | LE(ブラウン) | MB(マーシュ) |
---|---|---|---|---|---|
使用時サイズ(最大値) | 約561×470×226cm | 約561×470×226cm | 約561×470×226cm | 約561×470×226cm | 約561×470×226cm |
重量 | 5.5kg(本体)+ 1.5kg(ポール) | 7.6kg(本体)+ 1.5kg(ポール) | 4.5kg(本体)+ 1.5kg(ポール) | 2.1kg(本体)+ 1.5kg(ポール) | 5.5kg(本体)+ 1.5kg(ポール) |
フロア面積 | 19.2m2 | 19.2m2 | 19.2m2 | 19.2m2 | 19.2m2 |
素材 | 150D PUポリエステル (遮光ピグメントPUコーティング) | TC(ポリコットン) | 70D PUポリエステル(MultiCam Arid) | 30D Sil/Silナイロン | 150D PUポリエステル(遮光ピグメントPUコーティング) |
まとめ
シェルターテントのメリット・デメリットとおすすめテント6選をご紹介させて頂きました。
居住性の高いリビングとしてだけでなく、インナーテントを吊るせば寝室としても使える自由度の高さが人気のシェルターテントです。
暑くなる時期は、ポールを跳ね上げして、開放的なスタイルでキャンプを楽しむのはいかがでしょうか。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
あとがき
どのテントも人気すぎて、今では入手困難なものばかりですね。